「ピラティス、始めてみたいけど…」
「でも、私みたいなぽっちゃり体型が行ってもいいのかな」
「体が鉄板みたいに硬いのに、絶対についていけない…」
新しい挑戦の前で、そんな不安がブレーキになって、一歩を踏出せずにいませんか?
大丈夫です。その気持ち、痛いほどよく分かります。
私も、ピラティスを始める前は、自分の体型や体の硬さがコンプレックスで、全く同じことで悩んでいました。
ですが、勇気を出してスタジオのドアを開けた先には、私の想像とは全く違う、温かい世界が待っていたんです。
この記事では、かつての私が抱えていたリアルな不安と、それが「考えすぎだったな」と安心できた実際の体験談、そして具体的な解決策を正直にお話しします。
「ぽっちゃり体型」は恥ずかしい?
ピラティスといえば、体にフィットしたウェアを着た、スリムな人がやっているイメージ…。まず、私の頭をよぎったのは、この強烈なコンプレックスでした。
「ピチピチのウェアで、お腹周りのお肉が目立ったらどうしよう」
「周りは細い人ばかりで、私だけ浮いて笑われたら…」
そんな恐怖で、体験レッスンを予約するボタンを押せずにいたんです。
でも、そんな心配は全く必要ありませんでした。
【解決策】
体型カバーできるウェアを選べば大丈夫!
まず大切なのは、自分の体型をカバーし、安心してレッスンに集中できるウェアを選ぶことです。私が実際に試して「これは良かった!」と感じたコツは以下の通りです。
トップス
気になるお腹周りやお尻は、少し長めの丈で、ふんわりとしたAラインのものを選びましょう。体のラインを拾いすぎず、女性らしいシルエットに見せてくれます。
ボトムス
お腹をすっぽり隠してくれるハイウエストのレギンスは、ぽっちゃりさんの救世主!安心感が全く違います。色は黒や紺などの濃い色を選ぶと、脚全体が引き締まって見えますよ。
お気に入りのウェアは、あなたの鎧になってくれます。
「体が硬い」と、ついていけない?
次に、運動経験がほとんどなく、体がガチガチに硬いことへの不安です。
「私だけポーズができなくて、レッスンを台無しにしたらどうしよう…」と、本気で心配していました。
ですが、これも大きな勘違いでした。ピラティスは、むしろ体が硬い人にこそ、おすすめしたいエクササイズだったのです。
【解決策】
レッスン前の「準備運動」で心と体をほぐそう
もし、それでも不安なら、体験レッスンに行く前に自宅でできる超簡単な準備運動を試してみてください。これだけで、心と体の緊張がほぐれて、安心してレッスンに臨めます。
フォームローラーで全身をゴロゴロ
お風呂上がりに、フォームローラーの上に寝転がって、背中や前ももを優しくゴロゴロさせるだけ。
筋肉の強張りがほぐれ、血流が良くなるのを感じられるはずです。痛みを感じる場合は無理せず、深呼吸しながら行いましょう。
タオルを使った足首ストレッチ
寝る前に、仰向けでタオルを足の指の付け根に引っ掛け、ゆっくり自分の方に引き寄せます。
ふくらはぎや太ももの裏が「イタ気持ちいい」と感じる範囲で伸ばしましょう。足首は全身の土台。ここをほぐすだけでも、体は変わり始めます。
実際のレッスンは「安心」の連続でした
そんな不安でいっぱいだった私ですが、実際のレッスンは、私の心配をすべて吹き飛ばしてくれるものでした。
周りは「私と同じ」普通の人
スタジオに入って、まず驚きました。
そこにいたのは、モデルさんのような特別な人たちではなく、私と同じような悩みを持つ、ごく普通の方々だったんです。年齢層も20代から80代までと幅広く、体型も様々。「誰も、他人のことなんて気にしていない」その事実に気づけただけで、心の底からホッとしました。
先生の言葉とマシンの補助
私がポーズに苦戦していると、インストラクターさんが、こんな優しい言葉をかけてくれました。
「硬いのは、それだけ伸びしろがあるということですよ」
この一言に、どれだけ救われたか分かりません。さらに、私が選んだマシンピラティスは、マシンが体の動きを補助してくれます。筋力に自信がなくても、無理なく正しいフォームを保ちやすく、怪我の心配が少ないのも安心できるポイントでした。
2ヶ月後の「体と心」の嬉しい変化
「10回で気分が良くなり、20回で見た目が変わり、30回ですべてが変わる」
ピラティスの創始者のこの言葉、本当でした。
週一回のペースで2ヶ月ほど続けた頃、私の体と心には、明らかな変化が訪れ始めたんです。
体の変化
不調が消え、ラインが変わる
あれほどひどかった肩こりが、ほとんど気にならなくなり、朝の目覚めがすっきりするように。
一番嬉しかったのは、ウエスト周りが引き締まり、ズボンに余裕ができたことです。体重は大きく変わらなくても、無駄な肉が落ちて、体のラインが変わっていく。まさに「ボディメイク」という感覚でした。
心の変化
自信が生まれ、毎日が楽しくなる
街中のショーウィンドウに映る自分の姿を見るのが、少し楽しくなりました。姿勢が良くなっただけで、自分に自信が持てるようになり、今まで避けていた明るい色の服にも挑戦できるように。体を動かすことが楽しくなり、小さなことでイライラしなくなったのも、大きな心の変化です。
まとめ
かつて、自分の体型や体の硬さを理由に、ピラティスを始めることをためらっていた私。
でも、勇気を出して踏み出した先には、温かく、そして想像以上に心地よい世界が待っていました。
もし、あなたが昔の私と同じように不安を感じているなら、伝えたいです。
あなたのコンプレックスは、ピラティスを始められない理由にはなりません。
あなたの「伸びしろ」は、あなたが思っているよりも、ずっと大きいかもしれませんよ。
ぜひ、安心して、最初の一歩を踏み出してみてください。