ピラティスのレッスン中、ふと周りを見渡すと、涼しい顔でポーズをとる人たち。
それに引き換え、私だけは滝のような汗でウェアは背中に張り付き、マットには汗がポタポタ…。
「私だけこんなに汗だくで、恥ずかしい…」
「もしかして,私だけ代謝がおかしいのかな?」
そんな風に、周りの目が気になって集中できないと悩んでいませんか?
私もそうでした。ピラティスに集中したいのに、汗のせいで周りの目ばかり気にしてしまう自分が本当に嫌でした。
かと思えば、ある日は全く汗をかかず、「今日のレッスン、意味なかったかも…」と不安になったり。
この記事では、そんな「汗」の悩みに長年振り回されてきた私が、汗の量と効果は関係ないと確信した理由と、汗だくの私が実践している具体的な汗対策を、私のリアルな体験談から徹底解説します!
汗の悩み、私だけ?
ピラティスと汗の関係には、大きく分けて二つの悩みがあります。
どちらも、私が実際に経験してきたことです。

①「私だけ汗だく」という不安
私がピラティスを始めたばかりの頃、一番悩んでいたのがこれです。
特に恥ずかしかったのは、リラックス系のストレッチが中心のクラス。
周りの皆さんは穏やかな表情なのに、私だけはなぜか一人だけホットヨガ状態。
決定的に恥ずかしかった瞬間は、仰向けで脚を上げる「シングルレッグストレッチ」の時でした。
集中しようとしても、額から流れた汗がポタッ、ポタッと音を立ててマットに滴り落ちるのが自分でも分かるんです。
隣の人は涼しい顔で、マットもサラサラ。
そのコントラストに、心臓がキュッと縮こまるような焦りを感じました。
「『あの人、すごく汗かいてるな』って思われてるかも…」と、不安で頭がいっぱいになりました。
②「汗かかない=効果なし?」という不安
逆に、こんな不安に襲われたこともあります。
ある冬の日のレッスン、いつもよりハードな動きが多かったにもかかわらず、なぜか私はほとんど汗をかかなかったんです。
その帰り道、スマホで「ピラティス 汗」と検索してしまいました。
すると、「汗をかかないと脂肪は燃焼しない」といった情報が目に飛び込んできました。
それを見た瞬間、「今日のレッスン、時間もお金も無駄だったかも…」と、急に不安に襲われました。
汗の量と効果は無関係
そんな汗の悩みに一喜一憂していた私ですが、「汗の量と効果は関係ないんだ!」と腑に落ちた決定的なきっかけが2つあります。
①汗をかかなかった日の「筋肉痛」
一つは、汗を全くかかなかったレッスンの翌日に来た、的確な「筋肉痛」です。
その日のお腹は、表面ではなく、もっと奥の、自分では意識しづらい部分が「ここに筋肉があったのか!」と主張するように痛みました。
汗はかかなかったのに、狙ったインナーマッスルにはしっかり効いていたという体の正直な反応に、「これだ!」と目から鱗が落ちました。
②インストラクターの言葉
そしてもう一つは、長年指導されているインストラクターの方の言葉です。
私が汗について相談した時、先生は笑ってこう言いました。
「汗は、体温を調節するための体の機能よ。効果のバロメーターじゃないの。
大切なのは、呼吸が深くできているか、今どこの筋肉を使っているか意識できているか。
汗の量なんて、その日の気温や体調でいくらでも変わるから、気にしなくて大丈夫!」
この言葉に、スーッと心が軽くなりました。
ピラティスの効果は、汗の量では測れないのです。
ピラティスと汗の真実
では、なぜピラティスは汗をかく人と、かかない人がいるのでしょうか。
それは「効果」の違いではなく、「体質」と「体の使い方」の違いがほとんどです。
あなたが汗を「かく」理由
汗だくになってしまうあなたは、もしかしたら「代謝が良い」だけかもしれません。
① 筋肉がしっかり使われている証拠
ピラティスはインナーマッスルを鍛えます。
筋肉が使われれば(特に大きな筋肉が連動すれば)、当然、体内で熱が発生し、体温調節のために汗をかきます。汗をかけるのは、それだけ筋肉が働いている証拠とも言えます。
② 胸式呼吸による交感神経の活性化
ピラティスの基本である胸式呼吸は、体を活動モードにする「交感神経」を優位にします。
体が「さあ、動くぞ!」と準備を始めるため、発汗が促されるのは自然なことです。
③ 代謝が上がっている証拠
ピラティスを継続することで基礎代謝が上がり、普段から汗をかきやすい体質に変わることもあります。
これは、体がエネルギーを効率よく燃やせるようになった、ポジティブな変化です。
あなたが汗を「かかない」理由
逆に、涼しい顔でいられるあなたは、効率的な体の使い方ができているのかもしれません。
① 体質やその日の体調
もともと汗をかきにくい体質の人もいますし、その日の気温や湿度、水分摂取量によっても汗の量は大きく変わります。
② 体がピラティスに慣れてきた証拠
ピラティスを続けて体が慣れてくると、余計な力みが抜け、効率的な体の使い方ができるようになります。
無駄なエネルギー消費が減るため、結果としてかく汗の量が減ることもあります。
これは「効果がない」のではなく、「上達している」証拠ですらあるのです。
私の汗だく対策グッズ
今では汗を気にせずレッスンに集中するために、私なりの対策をしています。
「汗だく仲間」のあなたに、ぜひ試してみてほしいアイテムを表形式でご紹介します!
| おすすめグッズ | 使い方 | 期待できる効果 |
| 吸湿速乾ウェア | レッスン中に着用 | 汗冷えと不快感を防止 |
| ヨガラグ | マットの上に敷く | 汗を吸収し、滑りを防ぐ |
| ヘッドバンド | 髪の生え際に装着 | 顔に流れる汗を止め、視界を確保 |

①吸湿速乾ウェア(最重要)
綿のTシャツは汗を吸うと重くなり、体に張り付いて最悪です。
私が選ぶのは、ポリエステルなど化学繊維で作られた、サラサラした生地のピラティスウェア。
汗をかいてもすぐに乾くので、レッスンの終わりまで不快感が全く違います。
Lululemon(ルルレモン)やユニクロのエアリズムは、速乾性が高く快適です。
②ヨガラグ(私の最強の相棒)
「これを買って正解だった!」と断言できるのが、マットの上に敷くタオル地の「ヨガラグ」です。
ハンドタオルでは拭ききれない量の汗も全部受け止めてくれるし、汗で手足が滑る危険もなくなります。
周りの目を気にせず汗をかける安心感は絶大です。洗濯機で丸洗いできるので、衛生的なのも嬉しいポイントです。
③ヘッドバンド
前髪が汗で顔に張り付いたり、汗が目に入ったりするのを防ぐだけで、集中力は驚くほど変わります。
吸水性の良いパイル地のものがおすすめです。
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ピラティスの効果は、汗の量では測れません。
大切なのは、呼吸の深さと、体の内側への意識です。
もしあなたが「汗だくになる自分を人に見られたくない…」と感じてスタジオ通いを躊躇しているなら、人目を気にせず集中できるオンラインピラティスから始めてみるのも一つの手です。
>>通わないフィットネススタジオSOELU汗だくになってしまう自分も、あまり汗をかかない自分も、どちらも間違いではありません。
ぜひ、あなたも汗の悩みから解放されて、心からピラティスを楽しんでくださいね。