デスクワークの後、肩甲骨の間にズーンと重い痛み…。
ふと鏡に映った自分の後ろ姿に、「え、背中に肉の段ってできるんだ…」と衝撃を受けたことはありませんか?
私もそうでした。
マッサージに行けば「鉄板みたいですね」と言われるガチガチの背中。
深呼吸をしても、背中側が全く広がらない息苦しさ。
そして、ブラジャーの上に乗るハミ肉のせいで、好きだったタイトな服も着られない。
「もう、この体と一生付き合っていくしかないのかも…」
そんな絶望的な悩みから私を救ってくれたのが、週一ピラティスでした。
この記事では、なぜピラティスが最強の肩甲骨はがしなのか、その理由と、器具なし(自重のみ)で自宅でできる「3つの動き」を、私のリアルな体験談を交えて徹底解説します!
結論:「肩甲骨はがし」は自重でOK
「肩甲骨はがしって、専用のグッズ(器具)がないとダメなんでしょ?」
いいえ、そんなことはありません!
もちろん、フォームローラーやピラティスリングを使えば効果は高まります。
ですが、ピラティスの基本は「自重(自分の体重)」を使うこと。
器具なしでも、正しい「3つの動き」さえマスターすれば、あなたのガチガチな肩甲骨をほぐし、背中痩せを目指すことは十分に可能です!
まずはこの記事で、器具なしでできる基本の動きをマスターしましょう。
なぜ?ガチガチ背中になる理由
そもそも「肩甲骨はがし」とは、無理やり剥がすのではなく、癒着して動きが悪くなった肩甲骨を、本来の滑らかな動きに戻してあげることです。
では、なぜあなたの背中はガチガチに固まり、太ってしまうのでしょうか?
それは、「肩甲骨が動いていない」からです。
デスクワークやスマホ操作で長時間同じ姿勢(猫背・巻き肩)を続けると、肩甲骨は背中に貼り付いたまま動かなくなります。
動かない筋肉は血行不良を起こし、カチカチに緊張します。
血行が悪くなると老廃物が溜まりやすくなり、これが、背中の贅肉やブラのハミ肉といった「背中痩せ」できない大きな原因になるんです。
つまり、肩甲骨を正しく動かすこと=最高の背中痩せトレーニングなんです!
自宅でできる!肩甲骨はがし3選
器具なしでOK!
自宅でできる、肩甲骨を滑らかにする3つの基本的な動きを、私の「つまずき」と「開眼した瞬間」と共に、詳しく解説します。
①アームサークル(肩甲骨を「回す」)
方法
- 四つん這いになり、肩の真下に手、腰の真下に膝をセットします。
- 片方の腕を、
背中(肩甲骨)から大きく使うイメージで、ゆっくりと回します。 - 手のひらを外側に向けると、より胸が開きやすくなります。
- 前回し・後ろ回しを、それぞれ5回〜10回、呼吸を止めずに丁寧に行いましょう。
私の体験談(NG例)
私も最初は、ただ腕をぐるぐる回しているだけで、すぐに肩が凝ってしまいました。
腕だけを回してしまい、逆に肩が凝る、肩がすくんで首が短くなる、体幹がブレて体が揺れる…これ、全部初心者がやりがちなNG例です。
インストラクターの「肩を下げたまま、もっと背中を大きく使って!」という言葉で開眼。
肩甲骨そのものが、背中の上で「ゴリゴリ」と滑るように動くのを感じた時、「これだ!」と確信しました。
②キャット&カウ(肩甲骨を「開閉」する)
方法
- 四つん這いの姿勢から、息を吐きながら、両手でマットをぐっと押し込み、背中を丸めます。
- この時、左右の
肩甲骨の間を、風船のように大きく膨らませることを強く意識します。 - 息を吸いながら、今度は胸を開き、
肩甲骨を背骨にキュッと寄せます。 - この動きを10回ほど繰り返します。
私の体験談(NG例)
NG例は、腰だけを反らせてしまい、腰痛の原因になること。
ただ背中を丸めるだけでは、腰に負担がかかることも。
「巨大な“いないいないばあ”をする感じ」で、肘を顔の前で近づけたり、大きく胸を開いたりするイメージを持つと、肩甲骨が「開く・閉じる」という感覚が、驚くほど分かりやすくなりました。
③スレッド・ザ・ニードル(肩甲骨を「ねじる」)
方法
- 四つん這いから、片方の腕を、もう片方の腕の下に滑り込ませるように通します。
- 肩とこめかみを床につけ、
背中と肩甲骨周りがねじれながら伸びるのを感じます。 - NG例は、お尻が一緒に横にずれてしまうこと。
お尻の位置は固定したまま行います。 - 深い呼吸を5回ほど繰り返したら、反対側も同様に行います。
私が「変わった!」と確信した瞬間
ピラティスを始めて3ヶ月が経った頃。
私の体には信じられないような変化が訪れました。
まず驚いたのは、あれほどひどく、毎月通っていた整体が不要になったことです。
一日中パソコン作業をしても、以前のような
ガチガチの肩こりが起きなくなり、頭痛からも解放されました。そして何より嬉しかったのが、後ろ姿に自信が持てたこと。
背中のラインがスッキリし、ブラジャーのハミ肉が気にならなくなったことで、今まで敬遠していた、背中が少し開いたデザインの服に挑戦できたんです!呼吸も深くなり、イライラしにくくなったのも大きな変化でした。
もっと効かせたい人は(器具あり)
「器具なしの自重だけでは物足りない!」
「もっと効率よく肩甲骨はがしや背中痩せをしたい!」
そんなあなたには、やはり専用のグッズ(器具)を使うことをおすすめします。
「ほぐす」のが得意なフォームローラーと、「意識づけ・負荷」が得意なピラティスリング。
この2つの記事を読めば、あなたの背中ケアは完璧です!
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まとめ:美しい背中になるために
「肩甲骨が背中に貼りついている」
そう感じていた日々は、もう過去のものです。
ピラティスは、あなたの背中を解放し、自信を与えてくれます。
まずは器具なしでできる、この「3つの動き」から習慣にして、軽やかで美しい後ろ姿を手に入れてください。
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