週一ピラティス、頑張っているのに、なぜか下半身だけがスッキリしない…。
夕方になるとパンパンになる脚、いつの間にかできてしまった太もも裏のセルライト。
「上半身はそうでもないのに、パンツを選ぶ時にいつも太ももでつっかえてしまう…」
「マッサージに行っても、その日限りで翌朝には元通り…」
そんな下半身太りに、一人で悩んでいませんか?私もそうでした。立ち仕事の後、重くダルい脚を見るたびにため息をついていました。試着室の鏡で、太ももの裏のボコボコしたセルライトを見て愕然としたことも一度や二度ではありません。
この記事では、ピラティスがなぜ、そんな頑固なむくみやセルライトに効果的なのか、その理由と、私が実践して「足が軽くなった!」と感動した3つの鍵を徹底解説します。
下半身太りの原因
なぜ、運動しているのに下半身は太くなってしまうのでしょうか?
その原因は、単なる脂肪ではなく「血行不良」と「リンパの滞り」にあります。特に女性のお尻や太ももの脂肪は、生物学的にも燃えにくい頑固な脂肪であることが研究で示されています。

なぜピラティスか
なぜ、激しい筋トレやランニングではなく、ピラティスが下半身のむくみやセルライトに最適なのでしょうか。
①深層筋をポンプにする
ピラティスはインナーマッスルを鍛え、脚の深層部の筋肉をポンプのように機能させ、血流を促進します。
②呼吸で巡りを良くする
深い胸式呼吸が、全身の血行とリンパの流れを改善する効果を解説します。
③股関節を柔軟にする
下半身のリンパが集中する股関節周りを動かすことで、老廃物の排出を促します。
自宅でできる3つの動き
自宅でできる、下半身の巡りを良くし、むくみとセルライトにアプローチする3つの動きを、私の体験談を交えながら詳しく解説します。各種目を10回ずつ、週に2〜3回行うのがおすすめです。
①サイドキックシリーズ
お尻の筋肉を鍛え、太ももの張りを解消するのに効果的な動きです。
方法
- 体の右側を下にして横向きに寝ます。下の腕は枕にするか、まっすぐ伸ばします。
- 上の手(左手)は、胸の前で床を軽く押し、体を安定させます。
- 骨盤が床に対して垂直になるように保ち、両脚をまっすぐ伸ばします。
- 上の脚(左脚)を腰の高さまで持ち上げ、床と平行に保ちます。
- 息を吸いながら、足首を曲げて(フレックス)脚を前に2回、小さく蹴り出します。
- 息を吐きながら、つま先を伸ばして(ポイント)脚を体のラインより少し後ろまで大きく引きます。
初心者がやりがちなNG
- 骨盤が一緒に動いてしまう: 脚を大きく動かそうとして、上半身ごと後ろに倒れたり、骨盤が前後に揺れてしまいます。
- 体幹がブレてしまう: お腹の力が抜けていると、上半身がグラグラと不安定になります。
- 床側の脇腹が潰れてしまう: 横向きの姿勢を保てず、床側の脇腹がマットにべったりとつくと、体幹が安定しません。
効果を実感
ただ脚を前後に振るだけだと思っていましたが、先生の「後ろに蹴る時、お尻がキュッと締まるのを感じて!」というアドバイスで意識が変わりました。
お尻の収縮と、股関節の前側の伸びを同時に感じられた時、この動きがヒップアップと脚長効果に繋がると確信しました。
②レッグサークル
股関節の柔軟性を高め、血行を促進し、むくみを解消するのに役立ちます。
方法
- 仰向けに寝て、両手は体の横に置きます。骨盤はニュートラルポジション(腰と床の間に手のひら一枚分の隙間)を保ちます。
- 片足(右足)を天井に向けてまっすぐ伸ばします。膝は完全に伸びきらなくても大丈夫です。
- 息を吸いながら、天井に伸ばした足で小さな円を描き始めます(内回しから)。
- 息を吐きながら、スタート地点に戻ってきます。これを5回繰り返します。
- 同様に、外回しも5回行い、終わったら反対の足も行います。
初心者がやりがちなNG
- 骨盤が一緒に動いてしまう: 脚で大きな円を描こうとして、お尻が浮いたり、骨盤が左右に揺れたりしてしまいます。
- 反動を使ってしまう: 勢いをつけて脚を回してしまいます。
- 呼吸を止めてしまう: 動きに集中するあまり、呼吸が止まりがちです。
効果が実感
体が硬いため、脚をまっすぐ伸ばすことすら辛かった私。でも、セラバンドを足裏に引っ掛けてサポートすることで、体が安定し、初めて股関節そのものが動いている感覚をはっきりと味わうことができました。
無理なく、でも確実に股関節周りがほぐれていくのが分かりました。
③ペルビックカール with 内もも意識
O脚改善に不可欠な内ももを鍛え、しなやかな背骨を作る動きです。
方法
- 仰向けになり、両膝を立てます。足は腰幅に開き、かかとはお尻の近くに置きます。
- 膝の間に、ピラティスボールや丸めたタオル、クッションなどを挟みます。
- 息を吐きながら、恥骨をおへその方に引き上げるようにして骨盤を後傾させ(腰をマットに押し付け)、お尻から順番に背骨を一つひとつ床から持ち上げていきます。
- 肩から膝までが一直線になったところで息を吸います。
- 息を吐きながら、今度は胸の後ろから順番に、背骨を一つひとつゆっくりとマットに下ろしていきます。
- 最後に骨盤がニュートラルポジションに戻ったら1回です。これを繰り返します。
初心者がやりがちNG
- 内ももの意識が抜けて、膝が開いてしまう
- 背骨を一つずつ動かす意識がなく、腰から一気に持ち上げたり下ろしたりしてしまう
- お腹の力が抜けて腰が反ってしまう
効果が実感
O脚気味なのが悩みでしたが、このエクササイズで今まで全く意識できていなかった内ももの存在を初めて実感しました!
ボールを落とさないように集中することで、自然と脚のラインが内側に整っていくような感覚があります。背骨を一つひとつ動かすのも気持ちよく、腰痛も楽になりました。
効果を高めるグッズ
ピラティスの効果をさらに高める、おすすめのセルフケアグッズを表形式でご紹介します。これは物販アフィリエイトへの強力な導線です。
おすすめグッズ | 使い方 | 期待できる効果 |
フォームローラー | 太もも外側やふくらはぎをほぐす | 筋膜リリース、張りの解消 |
ピラティスボール | 内ももに挟んでエクササイズ | 内転筋の強化、O脚改善サポート |
着圧レギンス | レッスン中や日常で着用 | むくみ予防、疲労回復 |
フォームローラーで「美脚」へ
私が特に「プラスα」の効果を感じたのがフォームローラーです。トレーニング前後に、太ももの張りやふくらはぎをコロコロとほぐすだけで、脚のラインが驚くほどスッキリします。最初は痛みを感じるかもしれませんが、それは「自分の伸びしろ」。
お風呂上がりの血行が良い時に続けることで、痛みは軽減し、太ももの張りが取れて綺麗な美脚になっていくのを実感できるはずです。セルライトのボコボコが気になる部分を優しくほぐすのもおすすめです。
ピラティスボールで「O脚改善」
エクササイズ中に膝の間にボールを挟むことで、今まで意識しにくかった内ももの筋肉が使えている感覚をはっきりと感じることができます。この内ももへの意識は、O脚改善に非常に効果的です。
私が変わった体験談
ピラティスを始めて、私が最も驚いた変化は、「レッスン後に、地面にちゃんと足がついてる感覚」でした。体幹が安定し、体の使い方が根本的に変わったことで、足裏全体でしっかりと地面を踏みしめられるようになったんです。この感覚とともに、体が軽くなり、長年の悩みだった夕方のむくみが気にならなくなりました。
以前はくっきり残っていた靴下のゴム跡も薄くなり、太ももの前と横の張りもだいぶ減りました。体重は大きく変わらなくても、脚のラインがしなやかになり、見た目がスッキリと変化していく。
そして何より嬉しかったのは、今まで太ももでつっかえていたお気に入りのスキニーパンツが、すっと履けるようになったことです。後ろ姿に自信が持てた、あの瞬間の感動こそが、私がピラティスを続ける最大のモチベーションになっています。
理想の下半身になるために

下半身太りは、40代の私たちにとって手ごわい悩みです。でも、ピラティスで体の内側からアプローチすれば、必ず体は変わります。
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