ピラティスは足裏が9割!体幹を掴む「3点アーチ」3つの秘訣

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ピラティス歴が長くなるほど、「足裏の感覚が大事」「体幹を意識して」なんて、インストラクターの先生から言われることが増えませんか?

私も最初は「漠然としすぎて、どうすれば…」と思っていました。リフォーマーの上で足が滑っては「自分の体幹がまだまだだから」と諦めていたんです。

でもある日、先生が履いていた「TABIO(タビオ)」の5本指ソックスを真似して買ってみて、足裏のフィット感が全く違うことに驚きました。まるで足裏に高感度センサーがついたかのように、床やマシンを掴む感覚が劇的に変わったんです!

この記事では、「おすすめソックス」の話(それは別記事で!)ではなく、なぜピラティスでそれほど「足裏」が重要なのか、そしてあなたの体幹を目覚めさせる「足裏の使い方=3つの秘訣」を、徹底的に深掘りします。

結論:ピラティスは「足裏」が9割

ピラティスにおいて、なぜ足裏の感覚が「第二の脳」とも呼ばれるほど重要なのでしょうか?

それは、足裏が「体幹(インナーマッスル)を目覚めさせる、唯一のスイッチ」だからです。

足裏には、重力や地面の情報をキャッチする無数のセンサー(固有受容器)が集中しています。ここから得られた「今、体がどう傾いているか」という情報が脳に送られ、体幹のインナーマッスルに「姿勢を保て」「バランスを取れ」という指令を出すのです。

しかし、足裏の感覚が鈍い(=スイッチがOFF)と、この情報伝達がうまく行われません。体幹は不安定になり、せっかくピラティスでインナーマッスルを鍛えても、最大限に活かしきれない状態になってしまうのです。

なぜ?足裏が「体幹のスイッチ」な理由

「足裏を意識するだけで、お腹に力が入るなんて信じられない」と思いますよね。
でも、人間の体は繋がっています。足裏の「ある部分」を意識すると、体幹は劇的に変わるんです。

鍵は「3点アーチ」

足裏には「3つのアーチ」があります。これらが正しく機能することで、地面からの衝撃を吸収し、体幹を安定させます。

このアーチを支えているのが、以下の「3点」です。

  • ① 親指の付け根(母指球)
  • ② 小指の付け根(小指球)
  • ③ かかと

ピラティスで「足裏を意識して」と言われたら、まずこの3点を均等に床(またはフットバー)に押し付けることをイメージしてください。この3点が安定して初めて、足裏のセンサーが正しく作動し、体幹のインナーマッスルに「働け!」というスイッチが入るのです。

あなたの足裏、サボってない?(セルフチェック)

「3点アーチ」と言われても、ピンと来ない方が多いはず。それは「浮き指」や「扁平足(へんぺいそく)」などで、足裏がサボっている証拠かもしれません。

  • 浮き指タイプ:
    立っている時、指が床についていない。重心が「かかと」に寄りすぎている。
  • 扁平足タイプ:
    土踏まずが潰れ、重心が「内側(親指側)」に倒れ込んでいる(O脚の原因にも)。
  • 外側重心タイプ:
    重心が「小指側」に逃げている。靴底の外側ばかり減る。

これらの状態では、足裏の3点アーチが機能せず、体幹のスイッチが正しく入りません。だからこそ、ピラティスで足裏の感覚を「再教育」する必要があるのです。

体幹を掴む「3つの秘訣(練習法)」

では、どうすれば「足裏で体幹を掴む」感覚が手に入るのでしょうか?
私が実践した「3つの秘訣(練習法)」をご紹介します。

秘訣①:「3点アーチ」で床を押す練習

まずは立つところから始めます。

  1. 裸足で(または滑り止めソックスを履いて)床に立ちます。
  2. 親指の付け根、小指の付け根、かかとの「3点」を意識します。
  3. 息を吐きながら、その3点でじわーっと床を均等に押し込みます。(指先はリラックス)
  4. 3点で床を押した瞬間、お腹の奥(下腹部)にキュッと力が入る感覚を探します。

体験談

私も最初は「???」でしたが、この練習を繰り返すうち、かかと側に寄りすぎていた重心が真ん中に戻り、床を押す力がお腹に伝わる「軸」のような感覚が分かりました!

秘訣②:「5本指」を全て開く練習(タオルギャザー)

足裏のセンサーをONにするには、足の指が自由に動くことも重要です。

  • お風呂上がりなどに、足の指をグー・パーと大きく動かします。
  • 床に置いたタオルを、足の指の力だけで掴んで引き寄せる「タオルギャザー」を行うのも非常に効果的です。

この動きで、足裏のアーチを作る筋肉が直接鍛えられます。

秘訣③:リフォーマーで「足裏」を意識する

マシンピラティス(リフォーマー)は、この足裏感覚を養うのに最適です。

仰向けになって「フットバー」というバーを足裏で押す動きがあります。
この時、「3点アーチ」を意識して均等にバーを押せているか、インストラクターにチェックしてもらいましょう。

「内側(親指)で押しすぎてますね」「かかとが逃げてますよ」といった的確な指導が、あなたの足裏感覚を劇的に変えてくれます。

ソックスは「感覚」を助ける道具

「じゃあ、ピラティスソックスって結局どうなの?」

ピラティスソックスは、単なる滑り止めではありません。それは、あなたの足裏感覚を研ぎ澄ませ、体幹強化をサポートする高機能ギアです。

1. グリップ力で「3点アーチ」を安定させる

強力な滑り止めが、あなたが意識したい「3点アーチ」を床やマシンにピタッと固定してくれます。

「滑るかも」という不安が消えることで、体幹への意識(スイッチ)が入りやすくなります。

2. 5本指タイプで「指の意識」を高める

5本指ソックスは、足の指一本一本を独立させてくれるため、「指で床を掴む」感覚や「5本指を全部開く」意識をサポートしてくれます。

3. アーチサポート機能で「土台」を作る

TABIOなどの高機能ソックスには、土踏まずを引き上げる「アーチサポート機能」が付いているものがあります。

扁平足気味の足でも、ソックスがアーチ(土台)作りを助けてくれるため、体幹が安定しやすくなるんです。

つまり、ソックスはあなたの足裏センサーの「感度」を上げてくれる道具なんですね。

「どんなソックスを選べばいいか分からない!」という方は、こちらの記事で40代の悩み別に徹底比較しているので、参考にしてください。

まとめ:足裏から体を変えよう

ピラティスで効果が出ない、体幹の感覚が掴めない…と悩んでいるなら、まず見直すべきは「足裏」かもしれません。

「親指の付け根」「小指の付け根」「かかと」

この「3点アーチ」を意識して床やマシンを踏みしめた瞬間、あなたの体幹に、今まで感じたことのない「スイッチ」が入るはずです。

さあ、あなたも足裏から体幹を掴み、ピラティスの真の効果を体験してみませんか?