ピラティスで鎖骨を一直線に!「V字鎖骨」は顔デカ・肩こりの元凶だった

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鏡を見た時、あなたの鎖骨はどんな形をしていますか?

「くっきりとV字に上がっているのが、痩せている証拠!」

もしそう思って、無意識に肩をすくめて鎖骨を浮き出させているなら、ちょっと待ってください。

私も以前はそう思っていました。

でも、ピラティスの先生に衝撃的な一言を言われたんです。

「肩は一直線。鎖骨の正常な位置は真っ直ぐ並んでいるのが正解ですよ」

「逆八の字(V字)になっているのは、猫背だったり肩が前に出ている証拠です」

この言葉を聞いてハッとして、憧れの女優さんや姿勢が綺麗な人を観察してみました。

すると、確かにみんな鎖骨が真っ直ぐなんです!

今回は、先生の言葉で気づいた「V字鎖骨の罠」と、週一ピラティスで私の鎖骨がどう変わっていったのか、その実体験を交えて解説します。

結論:美しい鎖骨は「真横に一直線」が正解

結論から言います。

ピラティスの先生が言う通り、解剖学的に見て正常で美しい鎖骨のラインは、地面と水平(真横に一直線)です。

V字になっている状態は、専門用語で「挙上(きょじょう)」と言い、単に肩がすくんで上がっている状態(いかり肩)に過ぎません。

例えば、美のカリスマである田中みな実さんの写真を見てみてください。

彼女はとても華奢で細いですが、鎖骨は決してV字に吊り上がっていません。

スッと真横に伸びて、美しい一直線を描いていますよね。

つまり、「痩せているからV字になる」のではないのです。

「首や肩がガチガチに緊張して、肩が前に出ているからV字になっている」だけなのです。

この誤解を解かない限り、どれだけダイエットをしても、田中みな実さんのような美しいデコルテには近づけません。

「V字鎖骨」が招く恐ろしい3つのデメリット

では、なぜV字鎖骨(いかり肩)がいけないのでしょうか。

「別にV字でも、鎖骨が見えていれば良くない?」

そう思うあなたに、見た目だけでなく体調にまで悪影響を及ぼすデメリットを3つ解説します。

1. 首が埋もれて「顔が大きく」見える

これが一番ショックな事実かもしれません。

肩が上がっているということは、物理的に肩と耳の距離が近くなり、首が埋もれて短く見えるということです。

首が短いと、対比でどうしても顔が大きく、詰まって見えてしまいます。

一生懸命小顔マッサージをするよりも、ピラティスで肩を下げて鎖骨を真っ直ぐにする方が、瞬時に小顔効果が得られるのです。

2. 「二の腕」と「背中」がたるむ

先生に言われた「肩が前に出ている証拠」というのは、いわゆる巻き肩のことです。

鎖骨がV字に上がっている時、背中側の肩甲骨も一緒に上がって外に開いてしまっています。

すると、背中や二の腕を引き締める筋肉が正しく使われなくなり、お休み状態になってしまうのです。

その結果が、あの憎き振袖肉や、ブラジャーに乗っかるハミ肉です。

二の腕を細くしようとダンベルを持っても、肩が上がったままでは効果が半減してしまいます。

3. 呼吸が浅くなり「自律神経」が乱れる

肩が上がって胸周りが緊張していると、胸郭(肋骨)が十分に広がらず、深い呼吸ができません。

常に呼吸が浅い状態は、体にとって緊急事態(ストレス状態)と同じです。

「理由もなくイライラする」「寝ても疲れが取れない」

そんな不調の原因は、この「V字鎖骨」による慢性的な緊張かもしれません。

ピラティス流!鎖骨を下げる「魔法の言葉」

「じゃあ、どうすれば真っ直ぐになるの?」

そこで、私がレッスン中に先生からよく言われる、姿勢を正すための魔法の言葉(キューイング)をご紹介します。

日常でもこの言葉を思い出して、鏡の前で実践してみてください。

「耳と肩の距離を遠ざけて」

これが基本中の基本です。

耳たぶ(またはピアス)と肩先の間を、最大限に引き離すイメージを持ってください。

誰かに頭のてっぺんを糸で吊り上げられ、肩には重い荷物がぶら下がっているような感覚です。

これだけで、スッと首が長く見えます。

「鎖骨を横にビヨーンと引っ張る」

鎖骨をただ下げるだけだと、胸が閉じて猫背になりがちです。

大切なのは横に広げること。

鎖骨の右端と左端が、それぞれ左右の壁に向かってビヨーンと伸びていくイメージを持ってください。

胸の前(デコルテ)がパカッと開き、気持ちよく空気が入ってくるはずです。

「肩甲骨をズボンの後ろポケットにしまう」

これは、背中側のイメージです。

上がってしまった肩甲骨を、背中を滑らせて、ズボンの後ろポケット(お尻の方)にスライドさせるように下げます。

これができると、背中の筋肉にスイッチが入り、姿勢がピタッと安定します。

正しい位置に戻ると、体はどう変わる?

これらの魔法の言葉を意識して週一ピラティスに通った結果、私の鎖骨も徐々に「八の字」じゃなくなってきました。

鎖骨が「真っ直ぐ」に近づくにつれて、体には劇的な変化が訪れています。

まず、呼吸が肺の裏側まで入るようになりました。

今まで胸の上の方だけで吸っていた浅い呼吸が、肋骨全体を使った深い呼吸に変わり、頭がスッキリします。

そして、脇の下に自然と力が入りやすくなりました。

これは「前鋸筋(ぜんきょきん)」という、体幹を支える重要な筋肉が働いている証拠です。

ただ立っているだけでインナーマッスルが使える状態になるので、立ち姿が凛として美しくなるんです。

まずは「大胸筋」をほぐすことから始めよう

「頭では分かっているけど、意識しても肩が勝手に上がっちゃう…」

そんな方は、筋肉が物理的に固まっているのが原因です。

特に、長年V字鎖骨だった人の多くは、胸の前の筋肉(大胸筋)と脇の下が縮こまって硬化しています。

レッスンに行く前やお風呂上がりに、自宅でフォームローラーやマッサージボールを使って、鎖骨の下や脇の下をコロコロほぐしてみてください。

痛気持ちいい強さでほぐすだけで、肩がストンと落ちやすくなりますよ。

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まとめ:鎖骨はあなたの「心のバロメーター」

鎖骨が上がっている時、それは体だけでなく心も緊張しているサインです。

「V字鎖骨が美しい」という誤解を捨てて、先生が言うように鎖骨を真っ直ぐに保つことを意識してみてください。

それだけで、首が長く見え、呼吸が深くなり、あなたの佇まいは一気に洗練された大人の女性へと変わります。

週一回のピラティスと毎日の意識で、一緒に「真っ直ぐな鎖骨」を目指しましょう!