「週一ピラティス、始めてみたけど…これで本当に効果が出てるの?」
「忙しい週一だからこそ、もっと効率よく体を変えたい!」
もしあなたがそんな風に感じているなら、大正解です。
運動嫌いだった私も、週一ピラティスで体が変わることを実感してきました。しかし、やみくもに続けているだけでは、せっかくの週一の時間がもったいないですよね。
今回は、忙しい40代のあなたが週一という限られた時間で、ピラティスの効果を最大限に引き出すための「実践ガイド」をお届けします。私が意識して効果を上げた3つの秘訣と、自宅でできる「質を高める動き」を、具体的にお話ししますね。

週一を無駄にしない
「週一で本当に変わるの?」という疑問。
運動嫌いの私も、最初の数ヶ月は不安でいっぱいでした。

【私のリアル体験談】週一で結果が出ないと不安になった瞬間
週に1回のピラティスを始めたものの、すぐに目に見える変化が現れず、「このまま続けても意味がないかもしれない」と不安になった瞬間は、正直、何度もあります。
最初の数回は体力が追いつかず、疲れ果てて寝込むほどでした
レッスンに行くと、その日の夜はもうヘトヘトで、まるで一日中肉体労働をした後のようでした。自分には向いていないのでは、もっと頻繁に通わないと体力はつかないのでは、と弱気になりました。
1ヶ月経っても体重に変化が見られず、心が折れそうに
ピラティスはインナーマッスルを強化するエクササイズなので、ランニングのような高強度の有酸素運動と違い、短期間で体重がガクッと減るわけではありません。それでも、「1週間じゃ体重は全然変わらない」という状態が1ヶ月続くと、特に体重減少を目標にしている私のようなタイプは、心が折れそうになりますよね。
目に見える効果をすぐには感じられない。「本当に効いているのかな?」
ピラティス創始者ジョセフ・ピラティス氏の言葉に「10回で気分が良くなり、20回で見た目が変わる」とあります。週1回のペースだと、見た目の変化を感じ始める20回に到達するまでには約3ヶ月以上。この「変化の見えない期間」は、本当に効いているのか不安になりやすい時期でした。
周りの人と比べてしまう焦り
グループレッスンでは、すでに引き締まった体型の方や、自分よりもスムーズに動けている方が目に入ります。SNSで美しいピラティス動画を見るたびに、「自分だけできてないのでは?」と焦り、自分の変化のペースが遅いように感じて落ち込むこともありました。
このように、特に最初の1〜3ヶ月は、身体的にも精神的にも不安を感じやすい時期です。しかし、多くの人が同様の過程を経て効果を実感していることも、後になって知りました。大丈夫、あなただけではありません。
週一で結果が出ない人の共通点と対策
では、なぜ週一で結果が出ないと悩む人がいるのでしょうか。私の経験も踏まえて、よくある勘違いとその対策をお話しします。
漫然とした動きに終始している
「とりあえず形だけ真似している」状態で、インナーマッスルへの意識が抜けているため、表面の筋肉ばかりを使ってしまい、本来のピラティスの効果が得られないことがよくあります。
インストラクターの指示をよく聞き、「今、どこに効かせたいのか」を強く意識する。動画を見る際も、「どこの筋肉を使っているか」に注目しましょう。
「とりあえず継続」思考に陥っている
ピラティスは回数よりも「質」が重要なエクササイズです。漠然と続けるだけでは、効果の実感が薄れてしまいます。週一のレッスンを「答え合わせ」の場と捉え、その日の学びや気づきをメモに残し、次回のレッスンや自宅での「ちょいトレ」に活かす意識を持つことが大切です。
日常生活での姿勢を意識できていない
週一のレッスンで良い姿勢を学んでも、残りの6日間で猫背や巻き肩のままだと、その効果は相殺されてしまうどころか、負債が溜まります。デスクワーク中や家事の合間など、日常生活の中で「ピラティスでの正しい姿勢」を意識する習慣をつけましょう。
ピラティスの核である「呼吸」が浅い
呼吸が浅いとインナーマッスルが活性化せず、体幹が安定しないため、動きの効果が半減します。常に胸式呼吸を意識し、息を吸う時も吐く時もお腹に力を入れた状態を保つ練習を日常的に行うことが、効果的な体幹トレーニングに繋がります。
これらの点に注意し、週一のレッスンと日常生活の双方で意識を変えることが、結果を出すための第一歩となります。

効果を最大化する秘訣
週一という限られた時間の中で、ピラティスの効果を最大限に引き出すためには、いくつかの「秘訣」があります。私が実践して効果を実感できた3つのポイントをご紹介します。
秘訣1 | 秘訣2 | 秘訣3 |
「質」を追求 | 「意識」を継続 | 「呼吸」を深める |
回数より丁寧な動き | 日常生活への応用 | 根本的な体質改善へ |
正しい筋肉の活性化 | 脳と体の繋がり強化 | 自律神経を整える |
秘訣1:回数より「質」!一点集中で意識する
週一だからこそ、漫然と多くの動きをこなすのではなく、「今、どこを動かしているのか」「どの筋肉に効かせたいのか」を徹底的に意識する重要性を、私はレッスンを通して痛感しました。
私のつまずき:ただ形を真似るだけの日々
最初の頃は、インストラクターの先生が言っている「お腹を薄く」とか「背骨を一つずつ」といった指示が、頭では理解できても、自分の体でどう再現すればいいのか全く分かりませんでした。
ただ形だけ真似して、筋肉痛になるのは表層筋ばかり。正直、「これで本当に効果あるの?」と疑心暗鬼でした。
開眼した瞬間:「お腹の奥のコルセット」
ある時、先生が私の手をお腹に当てて「息を吐く時、お腹の奥がコルセットのように締まる感覚を探してみて」と言ってくれました。
その時、初めてお腹の深層部がキュッと締まる感覚を掴めたんです!その瞬間、「これだ!」と。それからは、一つ一つの動きで、どの筋肉を、どのように使うのかに全神経を集中するようになりました。
回数は少なくても、全身がじんわりと温かくなり、レッスン後の体の軽さが格段に違いました。
秘訣2:レッスン外も「意識」を継続する
「週一のレッスンだけ頑張る」ではもったいない!ピラティスは、レッスン中だけでなく、日常生活での体の使い方そのものを見直すことに真価があります。
信号待ちの数秒間、常にお腹を引き上げる呼吸を意識
日常のちょっとした隙間時間で、レッスンで学んだ胸式呼吸を意識します。お腹を薄く保ちながら、深呼吸を数回行うだけでも、インナーマッスルを刺激し、体幹を安定させるトレーニングになります。
デスクワーク中も「頭のてっぺんから糸で吊られているような感覚」を思い出す
ついつい猫背になりがちなデスクワーク中も、このイメージを持つだけで、背筋が自然と伸び、正しい姿勢を保ちやすくなります。肩こりや腰痛の予防にも効果的です。
家事中、特に洗濯物を干す時など、「肩甲骨を寄せて胸を開く」ことを意識
腕を上げる動作をする際、意識的に肩甲骨を寄せて胸を開くように心がけます。これにより、巻き肩の改善や美しいデコルテラインのキープに繋がります。
このように、特別な時間を作るのではなく、日常生活の隙間時間に「ピラティスモード」を意識的にONにすること。
これが、週一ピラティスの効果を劇的に高める秘訣だと実感しています。
秘訣3:ピラティスの「呼吸」を深める
ピラティスの動きの核となるのが「胸式呼吸」です。呼吸は、インナーマッスルの活性化だけでなく、自律神経のバランスを整え、心の状態にも深く関わってきます。
私のつまずき:浅い呼吸と無駄な力み
ピラティスを始める前は、深く息を吸っているつもりでも、肩が上がってしまい、胸だけで呼吸している状態でした。お腹はリラックスしていると思っていたのに、実際は無意識に力が入っていたり、逆に全く使えていなかったり。レッスン中に呼吸を意識すると、他の動きが全部ぎこちなくなってしまい、イライラしたこともあります。
開眼した瞬間:「360度に広がる肋骨」
インストラクターの先生に「息を吸う時、肋骨が前後左右、360度全方向に広がるイメージ。手で肋骨の広がりを感じてみて」と言われた時です。
自分の手で触れることで、初めて肋骨が風船のように膨らみ、背中側にも空気が入っていく感覚を掴めました。そして、口から細く長く息を吐ききった時に、お腹の奥深くが天然のコルセットのようにキュッと締まるのを感じたんです!深い呼吸が習慣になってからは、長年の悩みだった肩こりが劇的に緩和され、レッスン外でも体幹が安定しているのを感じられるようになりました。
自宅でできる質上げ運動
「週一のレッスンだけじゃ物足りない」「家でもっと効果を出したい!」そんなあなたのために、自宅で週一ピラティスの効果をさらに高める、とっておきの「質上げ運動」を2つご紹介します。

①体の土台を整える「ペルビックカール」
背骨の柔軟性を高め、骨盤の安定、お腹のインナーマッスル強化に効果的な動きです。
正しいやり方
- 仰向けに寝て膝を立て、足は腰幅に開きます。
手は体の横に置きます。 - 息を吐きながら、お腹を薄く保ち、お尻をゆっくりと持ち上げます。
この時、背骨を下の方から一つずつマットから剥がしていくように意識します。 - 肩から膝までが一直線になる位置でキープ。
- 息を吸いながら、今度は背骨を上の方から一つずつマットに戻していくように、ゆっくりとお尻を下ろしていきます。
私の発見
最初はただお尻を持ち上げるだけの動きだと思っていましたが、「背骨を一つずつ」という意識を持つようになってから、全く違うエクササイズに変わりました。
この動きを続けることで、長年の悩みだった腰痛が劇的に改善し、レッスン外でも「体全体の繋がり」を感じられるようになったんです。
②お腹を深部から鍛える「ハンドレッド」
ピラティスの代表的な体幹トレーニングで、インナーマッスルを効率よく鍛え、代謝アップにも繋がります。
正しいやり方
- 仰向けに寝て膝を立て、かかとを軽く揃えます。
- 息を吐きながら、頭と肩甲骨をマットから少し持ち上げ、視線はおへそに向けます。
脚はテーブルトップ(膝を90度に曲げて持ち上げる)か、できる人は伸ばします。 - 腕は体側で真っ直ぐ伸ばし、手のひらを下に向けて、腕を上下に小刻みに100回パッティングします。
この間、胸式呼吸を意識し、5カウントで吸い、5カウントで吐きます。
私の発見
最初は「たった100回でしょ?」と軽く見ていましたが、いざやってみると、お腹がプルプル震えるほどきつい! でも、これを続けるうちに、レッスン中も日常生活でもお腹がコルセットのように締まる感覚が持続するようになりました。
特に、ウエスト周りの引き締まりを実感できたのは、このハンドレッドのおかげだと確信しています。
輝く私になる方法
完璧を目指さない
週一でも、継続すること自体が素晴らしいことです。できない日があっても、自分を責めないでください。完璧を求めすぎると、かえってモチベーションを失い、継続が難しくなります。
小さな変化に気づく
毎日鏡を見るたびに、お腹のライン、背中の姿勢、顔の表情など、小さな変化を楽しむ習慣をつけましょう。たとえ体重が変わらなくても、姿勢が良くなったり、体が軽くなったと感じたりするだけでも大きな進歩です。それがモチベーションに繋がります。
仲間を見つける
一人で頑張り続けるのは大変な時もあります。オンラインコミュニティやSNSで、同じように週一ピラティスを頑張る仲間を見つけて、モチベーションを共有するのもおすすめです。互いに励まし合うことで、継続の力が生まれます。
週一ピラティスは、運動嫌いだった私でも「もっと早く始めればよかった!」と心から思える、最高の習慣でした。
無理のないペースで、新しい自分に出会う一歩を、一緒に踏み出してみませんか?