「ピラティスって裸足でやるイメージだったけど、靴下が必要なの?」
「体験レッスンに『滑り止め付き靴下持参』って書いてあったけど、普通の靴下じゃダメ?」
ピラティスを始めようと思った時、この「靴下問題」に悩みますよね。私も最初は「ヨガみたいに裸足でしょ?」と思っていました。
実はこの疑問、「はい、必要です」とも「いいえ、不要です」とも言えない、少し複雑な事情があるんです。
この記事では、「ピラティスに靴下は必要なのか?」という疑問に対して、行うピラティスの種類(マシンとマット)による明確な違いと、それぞれの理由、そして40代の私たちが靴下を選ぶメリットについて徹底解説します!

結論:マシンは必須、マットは任意(裸足推奨)
「結局、靴下はいるの?いらないの?」
この疑問に対する最もシンプルな答えは、「あなたがやるピラティスの種類によります」です。
| ピラティスの種類 | 靴下の必要性 | 主な理由 |
| マシンピラティス (リフォーマーなど) | ほぼ必須 (滑り止め付き) | ①衛生面、 ②安全面(グリップ) |
| マットピラティス (自重トレーニング) | 任意(裸足推奨) | 足裏の感覚、バランス |
そう、ピラティスと一口に言っても、マシンを使うかマットで行うかで、靴下のルールは大きく変わるんです。
あなたが体験しようとしているスタジオはどちらですか?
それぞれの理由を詳しく見ていきましょう。
なぜマシンは「靴下必須」?
マシンピラティスのスタジオ(Pilates K, zen place, Rintosullなど)では、ほぼ100%「滑り止め付きの靴下」の着用が義務付けられています。
これには、裸足で行うよりも大きなメリットがあるからです。

1. 衛生面(エチケット)のため
マシン(リフォーマーなど)は、大勢の人が素手や素足で触れる器具を共有します。
もちろんレッスンごとに消毒はされますが、裸足でフットバーやストラップを直接踏むことに抵抗がある人もいますよね。
汗や汚れから器具を守り、お互いが清潔に使うためのエチケット(配慮)として、靴下の着用がルール化されているスタジオがほとんどです。
2. 安全面(滑り止め)のため
これが最も重要な理由です。
マシンピラティスでは、不安定な台(キャリッジ)の上で立ったり、フットバーに足をかけて踏ん張ったりします。
もし汗で足が滑ったら…バランスを崩して転倒し、大きな怪我につながる危険性があります。
足裏に強力なグリップ(滑り止め)が付いた専用ソックスは、マシン上で足元を安定させ、安全にエクササイズを行うための命綱なんです。
(※普通の靴下では滑ってしまい、逆に危険です。必ず「滑り止め付き」を選びましょう)
3. パフォーマンス向上のため
足元が滑る不安があると、無意識に余計な力が入ってしまい、本当に使いたいインナーマッスルに集中できません。
グリップが効いて足元がピタッと安定することで、初めて体の軸やコアの感覚に集中でき、ピラティスの効果を最大限に引き出すことができます。
なぜマットは「裸足」が良い?
一方で、マットピラティスの場合は、スタジオによって「裸足推奨」または「どちらでもOK(任意)」とされていることが多いです。
なぜマシンと違い、裸足が推奨されるのでしょうか?
1. 「足裏の感覚」を養うため
ピラティスでは、足裏で床をしっかり踏む(掴む)感覚が、体幹(コア)を目覚めさせるスイッチになると考えられています。
足の指5本をしっかり開き、母指球、小指球、かかとの3点(3点アーチ)で床を押す。この感覚は、靴下を履いているとどうしても鈍ってしまいます。
裸足になることで足裏のセンサーが研ぎ澄まされ、バランス能力や体幹への意識が高まるのです。
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2. マットの上では滑りにくいため
ピラティスマットやヨガマットは、それ自体に滑り止め加工がされているため、裸足でもマシンほど滑る危険性はありません。(もちろん汗の量によりますが)
このため、安全面よりも「足裏の感覚」というメリットを優先して、裸足が推奨されることが多いのです。
(補足)それでも40代がマットで履くメリット
「マットピラティスなら裸足が良いのは分かった。でも…」
そうは言っても、私たち40代女性には、裸足になることへの抵抗もありますよね。
マットピラティスであっても、靴下を履くことには大きなメリットがあります。
- 冷え対策
スタジオの空調が効きすぎていたり、冬場だったりすると、足先からジンジン冷えてきてエクササイズに集中できません。
特に冷え性の40代にとって、足元を温めることはパフォーマンス維持に不可欠です。 - 衛生面(マットの共有)
スタジオの共有マット、毎回消毒されているとはいえ、誰が使ったか分からないマットに裸足で乗るのに抵抗がある…という方も多いはず。
靴下は、そんな心理的なバリアを取り除いてくれます。 - 汗対策(滑り止め)
マットピラティスでも、汗で足が滑ることはあります。
特に足裏に汗をかきやすい人は、裸足よりも滑り止め付きの5本指ソックスなどを履いた方が、安全で集中できます。
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マシンで「裸足」はダメ?(代用策)
「マシンのスタジオに通いたいけど、どうしても靴下(特に5本指)が苦手…」
そんな方は、ヨガラグ(マットタオル)の持参を検討しましょう。
ヨガラグは、マットやマシンの上に敷く、滑り止め付きのタオルのことです。
これなら、裸足でも衛生面をクリアできますし、汗も吸い取ってくれます。
ただし、マシンピラティスのスタジオでは安全規則として「靴下必須」と決められている場合がほとんどです。ヨガラグでの代用が可能か、必ず事前にスタジオに確認してくださいね。
どの靴下を選べばいい?
「じゃあ、具体的にどんな靴下を選べばいいの?」
ピラティスソックスには、滑り止めの強さ、5本指、指先あり/なし、素材など、たくさんの種類があります。
どのソックスが良いか、40代の悩み別(冷え性・グリップ力・コスパ)に徹底比較した記事はこちらです!
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まとめ:シーン別で使い分けよう
「ピラティスに靴下は必要か?」という長年の疑問が、スッキリ解決したでしょうか。
- マシンピラティスの場合:
安全と衛生のため、「滑り止め付き靴下」がほぼ必須です。 - マットピラティスの場合:
足裏の感覚を養うため「裸足」が推奨されますが、冷えや衛生面が気になる40代の私たちは、「5本指ソックス」などを履くのも賢い選択です。
あなたの目的やスタジオのルールに合わせて、最適なスタイルを見つけてください。
快適な足元で、あなたのピラティスライフをもっと充実させましょう!